合唱曲クルスの島

合唱曲『クルスの島』を、ご存知ですか?
昔からよく中学校の合唱曲としてコンクールなどで歌われ、難易度の高い曲として有名な歌です。

そして、この歌の舞台となっているのが黒島。
隠れキリシタンが迫害されながらも信仰を続ける姿が描かれて、悲しい伝説の残る島として黒島が登場しています。

最近、この曲を歌い優勝された方や、これから学校でこの曲を歌うという方など、多くの方々が“クルスの島”の舞台、黒島へ来島されています。
歌われた歌詞の時代とは変わり、今は、平和で穏やかな暮らしの黒島です。

「クルスの島」-歌詞

玄界灘の 荒波寄せる
小さな孤島(しま) 黒島
人は かくれ切支丹(キリシタン)の里という
その昔 踏み絵の裁きをのがれて
イエスの子羊たちが 移り住んだクルスの島
悲しい伝説の 今日も息づく黒島 殉教の島

幸せは いずこにあるか 貧しくとも清き命は
守らねばならぬ 神は遠かった
背に十字架を秘めた観世音菩薩に
祈り続ける子羊たち
たなごころに こっそりと
小さな十字架を にぎりしめる子羊たち
みんなは それぞれの かくれ切支丹を
隠し持って祈った
だが 後ろに忍び寄る 踏み絵の暗き影

歴史を血で染めた 悲しき踏み絵
むちがうなり 鉄の鎖がうめく
裁きの庭の踏み絵
受難の子羊たちは 今日もまた
その踏み絵に口づけし
官憲の剣(やいば)を 体で受けとめ
血吹雪の下で マリア様を呼び続けて
死んでいったという

じっと忍べば じっと祈り続ければ
悲しい子羊たちの 祈りの声の列にも
光はふりそそいだ
クルスの島にも 燦々と光は輝いた
今朝もさわやかに アンジェラスの鐘が
青空に響き渡り
金に光る天主堂の クルスにこだまする